以前、ポツンと一軒家というTV番組で紹介されていましたが、かつて鎌倉幕府をひらいた源頼朝が好んだ三寺院に、なんと会津柳津の圓蔵寺(福満虚空蔵菩薩)が数えられているではありませんか…
実は圓蔵寺(えんぞうじ)では、このあとの南北朝時代に36の宿坊を備えた門前町としての賑わいがありました。もし私たちの町の地域おこしを検討するなら、ぜひこの時代を再現するようなコンセプトで進めていただけたら嬉しいなぁ…
その時代の宿坊の流れを組む温泉宿が2軒、レストランが1軒、酒屋が1軒、民家が1軒ほど、今もなお温泉街に点在しています。おそらくそれぞれ三十世代以上も続く家系であり、苗字も坊舎名そのままで、いまでも柳津六坊としてしずかに受け継がれています。
桜本坊、月本坊、塔之坊、柳本坊、杉本坊、岡本坊。


